2016 千葉県建築学生賞 奨励賞
驛上都市 人口減少社会に突入した郊外における立体都市の提案重田秀之(しげた ひでゆき) 日本大学 理工学部 海洋建築工学科
戦後、東京は人口が爆発的に増加し、都市の郊外化が急速に進行した。
急速な開発は都市のスプロール化を引き起こし、その中では多様な文化が生まれた一方で、防災や福祉の観点からは多くの問題が発生し、抜本的な解決がなされていないまま、人口減少社会に突入しようとしている。
一方、鉄道駅上部は駅から徒歩0分という移動に便利な場所である。今後の高齢者社会により自動車の運転が困難な高齢者が増え、公共交通機関の利用が促進されるため、大きなポテンシャルを秘めている。しかし郊外の鉄道駅上部には何もなく、空白地帯して残されている例が多い。
そこで、私は都市的機能を鉄道インフラ上の「超一等余白地帯」に凝縮する提案を行う。