商店街における公共的余白

2021 千葉県建築学生賞
商店街における公共的余白
竹村寿樹(たけむら としき)
 千葉工業大学・創造工学部・建築学科

竹村寿樹 「MIYASHITA PARK」に代表される近年の商業施設。今まで相容れなかった「商業」と「公共」の融合は新たな消費体験を生み出し、その公共性は「都市に挿入された余白」とも捉えることができる。
 本設計はそんな「余白としての公共性」、すなわち「公共的余白」の可能性に着目した都市の代謝手法の提案であり、その実践として「防災的な懸念」、及び「将来的衰退への懸念」から、冗長性のある商店街への変化が求められる砂町銀座商店街に、「公共的余白」を持つ4つの建築の挿入を行った。
 これは既存のローカルな集積、すなわち「商店街の付加価値」を白紙に戻す既存の都市整備とは対極をなす、都市への新しい介入手法となる。

作品シート1

作品シート2

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