さくらのあと - 佐倉城址公園に咲く七つの門 –内藤麻美(ないとうあさみ) 日本大学 短期大学 建築・生活デザイン学科
佐倉城址公園は、国立歴史民俗博物館と緑豊かな公園空間を誇る、歴史と伝統の遺伝子を残すまちの拠点です。
佐倉を訪れる人々との出会いと交流を鍵に、市民の新たな集いの場を提案しました。公園を“憩い⇔学び⇔集い”の場と捉え、佐倉城内の門跡に新たな交流のかたちを創出します。再建・新築する門には、『感・巡・活・覗・眺・創・触』という各主題に基づいた機能が付加されることで、さまざまな交流や活動を促す起点となります。
そして門のネットワークは、散策・回遊のための散歩道を育み、花畑・森・泉・広場とともに,四季を、味わい成長する屋外空間を形成します。そうして城址公園は、「さくらのあと」として、時を重ねるなかで、まちの新たな居場所になっていくのです。