呼応するオブジェクト

2017 千葉県建築学生賞 奨励賞
呼応するオブジェクト
町に愛される祝祭の場
香取 裕之(かとり ひろゆき)
千葉工業大学・工学部・建築都市環境学科

香取裕之通過儀礼が産業的なものになってしまっている日本。戦争を機に土地の文化的な婚礼行事の習慣は消滅し、産業的な婚礼へと変化を遂げた。地域性のある婚礼行事だったからこそ決まった作法がないため、様々な宗教の婚礼行事を模倣した疑似体験的なものとなってしまっている。様々な形式を許容するあまり形式だけでなく建物までも変貌した。西欧の教会のような姿をしたものが建ち並んだ。それは、空から落ちてきたかのように暴力的に存在しオーラを放っている。祝祭の場であるはずが、アンンタッチャブルな場所となっている。私の提案は神格的な場所であるが町に接続し呼応する祝祭の場を提案する。そこには様々な人が集い、皆で祈り、祝福する場所。

作品シート1

作品シート2

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