「津波避難公園」の提案・警告

2018 千葉県建築学生賞 奨励賞
「津波避難公園」の提案・警告
秋山竜汰(あきやま りゅうた)
 東京電機大学・情報環境学部・情報環境学科

秋山竜汰 「この街に津波は来るのだろうか?」
2011年3月11日に発生した東日本大震災以来、東京湾沿岸部にある私の住む街では、この小さな囁きを時折耳にします。この小さな囁きは、怖さと大丈夫だろうという不安定な気持ちを示す囁きであると私は感じています。この「囁き」に対して、建築にできることは事前津波対策です。しかし、その気持ちに応えるには、建築する必要性を問う必要があります。本提案は、必ず海に面する終末処理場を自立する公園にすることで建築する必要性を導き、東京湾沿岸部に発生する可能性のある津波に対して、事前対策をする提案です。また、世にある終末処理場は、津波に対してまだまだ対策が施されていません。したがって、この提案は終末処理場を有する全ての地域への警告でもあります。

作品シート1

作品シート2

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