2019 千葉県建築学生賞 奨励賞
日常の賜物 -交流を促す福祉施設兼用集合住宅-上田堅登(うえだ けんと) 千葉県職業能力開発短期大学校・住居環境科
少子高齢化の影響下には単独世帯や共働き世帯、高齢世帯が増加して世帯数の増加及びライフスタイルの多様化が顕在している。単独世帯は孤独死のケースが多いこと、子供のいる共働き世帯では子の教育に時間を費やせないこと、高齢世帯は怪我や病気のリスクが高まるといった問題が挙げられる。そこで児童・高齢者福祉施設を併設させた、つながりを持った集合住宅を提案することで、保育施設に子供を預ければ子供の面倒をする負担の軽減につながり、高齢者が日帰りで介護を受けられるデイサービスを通して、孤独死の防止やストレスの軽減につなげて、この集合住宅に住まう人だけでなく外部の人もこの福祉施設集うことで様々な価値観を共有し合える外部に開かれた空間となる。