「交環所」でごみに再び行先を〜豊島清掃工場を親とする子建築〜

2025 千葉県建築学生賞 優秀賞
「交環所」でごみに再び行先を
~豊島清掃工場を親とする子建築~

中村綾(なかむら あや)東京理科大学・創域理工学部・建築学科

中村 綾 建築が何らかの願いを持ったとき、それを叶えるための小さな建築が生まれることがある。例えば警察署は、街を安全にしたいという願いから交番を生み、それが身近にあると、頼れる安心感や啓発意識が生じる。私はこの関係を持つ建築を親建築・子建築と名付け、他のビルディングタイプに応用する。親建築・ごみ焼却場の「燃えるごみを減らして末永く使える街にしたい」という願いを叶えるための子建築・「交環所」を提案する。敷地は豊島区内の3エリア。交環所では各エリア毎に根差すフードロス、生ごみ、布類等の可燃ごみを堆肥化・再利用する。ごみになるはずだった物に行先を与えると同時に、地域住民や訪問者の交流の機会を創出する。


作品シート1

作品シート2

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