都市は様々な要素で構成されているが「公共空間」は最も重要な構成要素のひとつである。
しかしながら日本では公共空間に対する関心が薄く、自分自身が都市に参加している意識が低い。シビックプライドという言葉は日本語の「郷土愛」とは少し違うニュアンスを持っている。自分自身が都市を構成する一員であると自覚し、都市をより良い場所にするための取り組みに関わろうとする当事者意識を伴うものである。このシビックプライドの考え方を継承しながら建て替えの決まっている千葉市役所と周辺との関係を設計することにより自分の生まれ育った千葉県千葉市でこれからの都市・地域の在り方を提案していく。