「際」

2019 千葉県建築学生賞 奨励賞
「際」 -都心の公園の際でつながりを創る-
菅原龍二郎(すがわら りょうじろう)
 東京電機大学・情報環境学部・情報環境学科

菅原龍二郎 近代の都市空間において公園は、良好な都市環境の提供、都市の安全性向上、市民の活動の場、憩いの場の形成、地域づくり、地域の活性化といった重要な役割を持つ。しかしながら、都心の小・中規模公園はビル、マンションなどの建築物に囲まれ閉鎖的なものも多く、先述した役割を果たせていない。また公園は周辺にカルチャーをもつ街があってこそ成り立つ空間であると考える。周囲に寄り添う公園が存在するからこそカルチャーを持つ人々が公園に引き寄せられる。そして引き寄せられた人々が公園で過ごすことでそこがまた良い空間となる。周囲との関係を持たせられるように公園を存在させるには「際」のデザインが重要である。そして中層のビル群に囲まれた都市の公園は「際」であるビル群とのつながりが求められる。

作品シート1

作品シート2

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