海祭礼讃

2019 千葉県建築学生賞 優秀賞 / JIA全国出展作品
海祭礼讃 -漁業と祭りを中心とするまちの建築-
高梨淳(たかなし あつし)
 東京理科大学・理工学部・建築学科

高梨淳古くより多くの沿岸部では漁業という共同作業の生業によりまちが発展してきた。さらに漁師たちは海上事故や天災と信じ神に祈りを捧げ始めた。これが祭り文化の起源である。かつての漁港空間は漁師たちの生産空間のみならず地域の人々の居場所であり、海の神を向かい入れる祭りの舞台であった。つまり漁港空間とは共同生活空間すなわち地域の公共施設としてまちに寄り添ってきた。これは海とまち、人と神を結ぶ漁港であり祭りの舞台である。漁業と祭りを中心とするまちの建築の提案。私の地元の千葉県勝浦市、失われつつある漁師町の風景と人の温かみ、威勢のいい祭り唄をこれから衰退していくまちの未来に残す。

作品シート1

作品シート2

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