烈風のマディーナ

2018 千葉県建築学生賞 奨励賞
烈風のマディーナ 大地を纏い広がる街
小室昂久(こむろ たかひさ)
 日本大学・生産工学部・建築工学科

小室昂久 現代の都市像について思う。高度な建築流通システムのおかげで世界のどこでもガラスとコンクリートの建物をつくることが可能となった、場所の個性を失い均質化する都市像に、人々は果たして魅力を感じるだろうか。提案の敷地は砂漠という特殊な地域、大地が剥き出しのこの土地に風景を纏う建築を提案する。多面体の建物が繋がりながら増えていくことで地表面の上にメッシュ状の構造物を作る。このメッシュが砂漠の地表に新たな生活空間を作るきっかけになると考えた。斜めの壁は砂を纏うことで原風景の中に溶け込み、穴や影の形が変わることで、この場所が刻んだ時間の流れを映し出す、「砂漠の力を受け入れ、新たな都市像を創る建築・都市- マディーナ-」の提案。

作品シート1

作品シート2

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