街庭、この街の地図を描き始める

2024 千葉県建築学生賞 優秀賞 / JIA全国出展作品
街庭、この街の地図を描き始める
高安耕太朗(たかやす こうたろう)
東京理科大学・創域理工学部・建築学科

高安耕太朗 木造密集地、京島は拡幅や強制的な建て替えが行われています。これらは街を守るためでありながら、住民や街との分離が生まれています。住宅の一部を防災のために分け与え、日常的には庭として育てられる街庭を設計しました。住宅の隙間には消防用ホースが取り付けられ、そこは人々や動植物の居場所となっていきます。日々変化していくことで生まれる街の不具合を修繕していくように、街の人々とともにこの街の地図を描いていくことで、対話を生み出しながら街庭は広がっていきます。やがて内外は反転を繰り返し、住宅が地図の一部となっていくことで、拡幅を起こすことなく街は更新されて行きます。


作品シート1

作品シート2

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