50,000㎡の間

2025 千葉県建築学生賞 奨励賞
50,000㎡の間
―陥没地再生と記憶の再資源化計画―

吉田キラリ(よしだ きらり) 千葉大学・工学部・総合工学科都市環境システムコース

吉田 キラリ 私の地元である宇都宮市大谷町は大谷石採掘業で栄えた街である。しかし採掘量が減るにつれ、過去の過度な採掘により大規模陥没が発生し、街に不安をあたえると共に自然が壊れてしまった。埋め立てを行うものの、埋め立て後も何十年もの間立入禁止区域になり、まちの「間」となってしまう。そこで陥没地に水をため、ビオトープ化することで自然を取り戻すとともに、周囲に記憶を学び、伝えるための施設を設計する。大谷石の特性や過去の採掘によりできた空間などを活用する。陥没地という負の遺産からビオトープパークという自然豊かで美しい景観の場所に変えることで負の遺産からの脱却を図る。これは今後も起きうる陥没と共に歩むきっかけを作る提案である。


作品シート1

作品シート2

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