転がる石灰岩、秩父の森を利する〜石灰石加工工場に対する材木加工工場と見学塔の挿入による産業の変化〜

2023 千葉県建築学生賞 特別賞 / 市民賞
転がる石灰岩、秩父の森を利する
-石灰石加工工場に対する材木加工工場と見学塔の挿入による産業の変化-
川内俊太朗(かわうち しゅんたろう)
 日本大学・理工学部・海洋建築工学科

川内俊太朗
 鉱山で発展した町は、採掘が終わったらさびれてしまうのだろうか?埼玉県秩父市は基幹産業である石灰石の生産量が減少し、衰退している。そこで、既存の石灰石加工工場の機能を維持しながらブラックボックス化された石灰石産業を開くための見学施設と地域に豊富な木材を加工する材木加工工場を挿入する。これにより、今まで山を破壊して行われてきた産業の恩恵と結果を知り、また市内に豊富な木材について知ってもらい、環境教育や持続可能な資源である木材の活用紹介、地産地消につなげていくための見学施設となる。見学施設は製品ごとのプラントに沿って4つ建てられ、生産される製品などをモチーフにした意匠を施すことでわかりやすくする。

作品シート1

作品シート2

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