人間の棲

2018 千葉県建築学生賞 奨励賞
人間の棲 無数の空間的アフォーダンスを含む地形
近藤俊暢(こんどう としのぶ)
 東京電機大学・情報環境学部・情報環境学科

近藤俊暢 近年の都市空間では、機能を優先した合理化や最適化によって、空間の厚みがなくなっているように感じる。機能を優した空間は、人にとって使いやすく、分かりやすい。一方、無駄や曖昧さなどが排除されたため用途と生活が一対一で対応する空間がありふれている。そのため、計画された用途を超えた活動のためにスクラップ&ビルドが繰り返されているのではないだろうか。そこで、あらゆる場所に用途が張り付けられた都市空間に用途が決まっていまい曖昧な空間をデザインする。“ すでにそこにある” という地形的な建築には様々な用途が現れ、また、スクラップ&ビルドの輪から外れることで空間的、時間的に奥行きを備える可能性に満ちた建築を目指す。

作品シート1

作品シート2

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