仙台平野の屋敷林イグネのこれから〜木と暮らしの関係を可視化する既存の活用〜

2022 千葉県建築学生賞
仙台平野の屋敷林イグネのこれから〜木と暮らしの関係を可視化する既存の活用〜
竹村勇耶(たけむら ゆうや)
 千葉大学・工学部・総合工学科・建築学コース

竹村勇耶 かつての仙台平野の原風景、屋敷林の「イグネ」。家を守る防風効果や、建材、燃料としての薪、食料としての果実等、イグネの木は当時の暮らしに欠かせなかった。時代が変わり、イグネに頼る暮らしが終わったが、保存樹林に指定し、ただ木を守ろうとしている現在、大きな影ができることや、大量の落ち葉等の悪い点だけが目立っている。現在におけるイグネの使い方、残し方は何なのか。これは、現存するイグネ農家に着目し、木と暮らしの関係を可視化する、これからのイグネの在り方の提案である。仙台平野に残るイグネの産物を集め、既存の母屋や蔵、小屋等を最大限活用した建築により、今後もイグネが仙台平野に理解された形で残ることを期待する。

作品シート1

作品シート2

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