2022 千葉県建築学生賞
閉鎖から解放へ〜十余二小学校建て替えの提案〜兵藤翼徳(ひょうどう よくのり) 千葉職業能力開発短期大学校・住居環境科
日本は災害が多い、災害が起きるたび多くの問題を目にする。こどもたちの元気な姿を見ていると、自分までもが元気になる。走り回ったり、おしゃべりしたり、絵をかいたり、読書をしたりと毎日がいきいきとして楽しそうである。しかし、新型コロナウイルスが流行し、子どもたちの自由に制限がかかるようになった。また、GIGAスクール構想により1人1台にパソコンやタブレットが配備されるようになり、子どもたちが教室で使えるスペースがなくなってしまった。教室は確かに勉強する場所ではあるが、起きている時間の半分以上は学校で生活している。ただ勉強する場所を築いても、子どもたちのためになるのだろうか。興味、関心を生ませるためには環境を変える必要がある。そこで、壁で囲まれた教室空間から、壁を取り払った教室空間の小学校を計画する。