大谷知新

2019 千葉県建築学生賞 奨励賞
大谷知新 -石の営みによって生まれた地域資源の再編-
中野拓磨(なかの たくま)
 東京電機大学・未来科学部・建築学科

中野拓磨 石は生きている。ひとの一生とは比べられないほど長い年月を重ねながら生きている。大谷石は数ある石の中でも人間的な尺度の時間軸を生き、ひとの手が加わることで様々な形を経て、ひとにより最期を見届けられる。そこはかつて石が生まれる場所として「生」産業遺産となった今、町から取り残されている。「この石の営みはいつからはじまり、いつまで続いていくのだろうか・・・」建築を介して地域資源である採石場跡地の魅力を再認識し、石の営みによって繁栄してきた大谷町の過去、現在、さらにその先を見つめ直すための空間を提案する。かつての石の潤いは戻らない、採石場跡地に残り今も生き続ける石の脈動を伝える。

作品シート1

作品シート2

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