箱入り娘の夜

2019 千葉県建築学生賞 奨励賞
箱入り娘の夜 -私たちの想いを携えそびえる洞窟の家-
長瀬紅梨(ながせ あかり)
 日本大学・生産工学部・建築工学科

長瀬紅梨 私の家は私が一番安心できる場所。私の部屋は私を一番受け止めてくれる場所。しかしある日の夜、家と部屋は私を閉じ込める檻になる。

私が体験した3つの夜を軸に、今ある一般的な高層住宅の形を見直し、家と部屋の奥に社会を持つ洞窟の家を提案する。家を檻に感じる夜は多くの人が体験したことがあるけれど、誰かを傷つけてしまいそうで表に出すのをためらってしまう。だけど自分が親世代になったらきっと忘れてしまう気持ちだから、今のうちに未来の自分に向けて建築を通して表現したい。洞窟で過ごすある日の夜、私の家は体を癒す場所から心も体も 癒す場所に昇華する。

作品シート1

作品シート2

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