2017 千葉県建築学生賞 奨励賞
職住共存から生まれるまちの豊かさ
「ものづくりのまち」蔵前を対象として手塚 千陽(てづか ちはる)千葉工業大学・工学部・デザイン科学科
「ものづくりのまち」蔵前を対象として手塚 千陽(てづか ちはる)千葉工業大学・工学部・デザイン科学科
近年、問題視されている空き家
これは日本の住宅産業と少子高齢化が招いた問題である。
新築を当たり前のように購入していた時代はもうやってこない。
今ある住宅ストックを活用し
リノベーションという手法を用いることで
住宅購入のあり方が変わってきている。
古く、良きもの。
その土地で次世代へと受け継ぐべきものは必ずある。
ここ蔵前を対象に、ものづくりの継承と
職住共存(居職)を再認識してみる。
見えてきたものは、蔵前の町並みを維持する古くからの問屋、
金物屋、新しく若者が開いたアトリエ。
路地を一歩入ると、
決して高層マンションに埋もれない魅力があるのであった。
この原石を光らせるために。