2022 千葉県建築学生賞
通り集まる団地〜高洲三丁目団地の再生〜今村元春(いまむら もとはる) 千葉職業能力開発短期大学校・住居環境科
千葉市の高洲三丁目団地は入居開始から40年以上が経過し、建物の老朽化などの、物理的課題や同時期に入居した世代が一斉に高齢化、空き家の増加などの社会的課題が発生してきている。これらの課題を放置すれば居住者の減少により住環境が悪化するほか、団地の魅力が低下し、団地外から新たな入居者が見込めなくなることが想像できる。
このような問題意識にたち、住宅団地の再生を通して、住民同士の活性化につなげるため、高齢者と若い世代の交流が生まれる空間を提案する。
そこで団地内は空き家、外には集会所からなる広場空間とそれを繋ぐプロムナードで多世代が交流できる場を提案。居住者に新たなコミュニティ空間やアクティビティを計画し現環境を改善する。