ツイグラシ

2020 千葉県建築学生賞 優秀賞 / JIA全国出展作品
ツイグラシ
佐藤佳歩(さとう かほ)
 日本大学・生産工学部・建築工学科

佐藤佳歩 卒業研究で、建築や環境においてインテリアによって人間の感情や行動様式を操作する作品やテキストを残している建築家アルド・ファン・アイクについて調べ、対概念によって強く印象に残る空間について分析した。卒業制作では対概念によって生活しながら強い感覚を得られる住まいをつくる。人々は己の感覚を研ぎ澄ませ、住まう。ツイグラシでの体験は強く記憶され、人々に住まうことに対しての新たな価値観を与える。そして元の日常に戻った時、またこの暮らしを求めるようになる。より多くの人々にこの体験を提供するために長期滞在型の宿泊施設として築地の跡地の一部に計画する。18の対概念によって作られ、それらを組み合わせてできたツイグラシは増殖していくことも想定され、周囲には高級ホテルが集まり浜離宮を望むその場所は実際に体験したい誘惑にかられる。

作品シート1
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