水紡〜水を媒介とする生業風景の再生〜

2022 千葉県建築学生賞
水紡〜水を媒介とする生業風景の再生〜
比留間錬(ひるま れん)
 千葉大学・工学部・総合工学科建築学コース

比留間錬 埼玉県西部に位置する東秩父村は美しい水と共に古くから手漉き和紙や養蚕業の生業を紡いできた埼玉県唯一の村である。しかし、豊富な水資源ゆえにその制御の難しさから洪水や鉄砲水などの土地固有の水害によって水という資源がネガティヴに捉えられつつある。水という要素と東秩父で営まれてきた生業を組み合わせた建築をつくり出すことで水のネガティヴな一面を払拭し、都市化の圧力に追いやられ内に閉じた生業風景の可視化を図る。作り出された建築は生業を受容する器となり、可視化された生業風景は地域のプライドとなる。故郷秩父の美しい水景、生業風景を繋いでいく拠点としての施設の提案。

作品シート1

作品シート2

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