2017 千葉県建築学生賞 奨励賞
夢創の場
-ベトナムの田舎町「Bắc Ninh」における小さな学び舎-
-べとなむのいなかまち「ばっくにん」におけるちいさなまなびや-藤本 貴成(ふじもと たかあき)東京電機大学・未来科学部・建築学科
-ベトナムの田舎町「Bắc Ninh」における小さな学び舎-
-べとなむのいなかまち「ばっくにん」におけるちいさなまなびや-藤本 貴成(ふじもと たかあき)東京電機大学・未来科学部・建築学科
私の生まれ育った家庭は貧しく、家には束があり、家じゅうの隙間風が体を芯まで冷やした。外壁は錆びたトタン、極めつけはボットン便所。
そんな経験から貧しい人に寄り添う建築を考えたい。
人伝いに、ベトナム北部の田舎町「バックニン」に辿り着いた。
Thai Biem という川の近くの小学校に訪れ、貧しさを感じさせない子供達の無邪気な笑顔に触れた。
経済成長により、友人家族との比較を覚えた子供達が、自分の夢や意志から目を背け、心を閉ざしてしまう状況ではいけないと考える。
本提案は、そのような相対的な貧困層に該当する子供達50人の小さな学び舎である。
現地の竹材のみを使用し、先進的な竹建築を提案する。
村人や子供達の手による半セルフビルドにより、新たな繋がりを築く。