2020 千葉県建築学生賞
都市の麓で積層する公園黒石ゆうか(くろいし ゆうか) 千葉大学・工学部・建築学科
グラウンドレベルにおいて公園や広場を作る余地のない新宿。それに対して、新宿の日本一広い地下空間は、車のない歩行者のみの空間であり公園や広場を作るには最適だと考えられる。新宿駅東口駅前広場の地下の商業施設として使われている空間は、今後、洋服店などがネットショッピング主流となり、リアル店舗はショールーミング化することで、縮小すると想定できる。新宿の地下街の中心部であるこの場所を地上と地下2層を合わせた立体的な広場・公園空間に転用することで、新宿を訪れる多様な人々の憩いの場とする。2020年のオリンピックイヤーを迎え、様々な場面で多様性が求められる今、日本で最も多様な人々が行き交うこの場所において、全ての人にとって快適な場を提案する。