2015 千葉県建築学生賞 特別賞
家路(まち)起こし山影悠時(やまかげゆうじ) 日本大学 理工学部 海洋建築工学科
平成23年3月11日、東北地方太平洋沖地震によって生じた大震災及びそれにともなう津波災害によって我々は多くの被害を被ることとなった。当時、原発、堤防などの土木・建築的な問題が挙げられる一方で、世界的に賞賛されたのは日本人の復興と支援に対する意識や行動力であった。我々はこうしたことをより養い、守っていかなければならない。
一方で現在、木密地域では首都直下型地震に対する倒壊、火災延焼が懸念されている。それゆえ都が実施する防災対策プロジェクトが進行している。しかし、防災を追求するあまり、人間生活を分断するような開発型の施策が行われているのが現状である。
本計画では都が最も懸念している木密地域の防災問題を取り上げるとともに木密地域の豊かな地域環境の保存を目的とした計画を行う。