2022 千葉県建築学生賞
可変的な避難所の提案小松龍矢(こまつ りゅうや) 千葉工業大学・創造工学部・建築学科
日本は災害が多い、災害が起きるたび多くの問題を目にする。
特に避難所についての問題は多く、様々な対策が講じられているが、不十分な事が多い。被災者は復興までの期間、避難所での生活を強いられることになる。
避難所の問題に対し、可変的な建築が避難生活を快適にすると考え、空間の拡大・仮設住宅の構築など、避難者自身が空間を変化させることを前提に建築を提案する。
本提案ではセルフビルド可能な仮設住宅の要素を、避難所の一部として備えておくことで災害直後から避難者のペースで生活基盤を作ることができる。
自分達の手によって空間を生み出すことは、災害により失われたものを修復していく過程を感じ、安心と達成感を得ることができる。