宮城県気仙沼市に、長中期的に滞在するゲストハウスを設置することを提案する。気仙沼市は「みちのく潮風トレイル」が通るまちである。このトレイルは1,000km続く自然歩道であるが、まだまだその認知度は低い。また、昨今の精神的不調を訴えるものの増加や、多様化により道に迷う人々の存在より、私は世間と一時的に距離を置き、自分自身について顧みる機会の必要性を唱えたい。そこで「みちのく潮風トレイルを歩く旅」を、「何かを思考し、気付きのきっかけを得る旅」と意味づけをする。歩くことで、日常の中に少し孤独な時間を確保する行為がライフスタイルの一部となる未来を構想する。