団扇で竹を仰ぐ

2025 千葉県建築学生賞 JSCA千葉・構造デザイン特別賞
団扇で竹を仰ぐ
~房州うちわと女竹のまち「館山」の継承~

片岡寛二朗(かたおか かんじろう)
千葉大学・工学部・総合工学科都市環境システムコース

片岡 寛二朗 千葉には知られざる食・歴史・文化が数多く存在する。中でも南端に位置する館山市は、伝統的工芸品である「房州うちわ」を初めとして、かつては「竹」がライフスタイルの一部であったが、現在は失われつつある。房州うちわは需要の減少や後継者不足により生産量が激減し、かつての竹林は管理不足による竹害が問題となっている。
 そこで館山の歴史や文化を残しながら、新しい魅力を発信するためには何が必要か。私は館山の竹の循環を主軸とした房州うちわ及び地域拠点の一体型施設を提案する。そして館山市外にも循環の輪が波及し、地場の竹を使ったうちわだけでない、集成材や竹炭、土壌改良剤なども含めた竹の需要を創生していく。


作品シート1

作品シート2

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