2023 千葉県建築学生賞 特別賞
柔軟な建築-機構を用いた建築の可能性-酒井裕太(さかい ゆうた) 東京理科大学・理工学部・建築学科
私はまず、敷地への応答の仕方を考えた。
建築に機構を取り入れることによって、斜面地などの建築の建ちにくい場所においても敷地に応答するように形を変えながら馴染むことのできる建築を提案する。また機構をを維持したままプログラム、時間や空間の需要に合わせて柔軟に対応していく。今回は、「森」、「崖」、「海」という敷地においてそれぞれ「住みか」、「展望台」、「橋」というプログラムを当てはめた。建築の多くは、敷地を切り崩すすことや盛土することで敷地を平坦にして建築を立てるが、この建築は、そういった操作は必要なく建築自体が水平を作り出し、応えていく。