2020 千葉県建築学生賞 JSCA賞
自然の“おもい”を形に穀野直貴(こくの なおき) 千葉工業大学・創造工学部・建築学科
近年、世界では生物が有する機能や構造、形状の優れた点を模倣することで効率のいい進んだ技術(バイオミミクリー)を生み出し、乗り物、軍事、暮らし、医療などの分野に生かされてきた。建築分野も生物から学ぶことが数多くあり、それらを模倣することでより良い建築を生み出すことができると考えた。
本研究は、生きものにとっての建築である「巣」に着目してバイオミミクリーを利用し、山形県南陽市が旧南陽市民会館跡地に温浴施設を整備する計画案を元に、逆さ吊り実験による構造システムを用いた新しい温浴施設の提案を行う。