纏わる壁域

2020 千葉県建築学生賞 優秀賞 / JIA全国出展作品
纏わる壁域-ある街に寄生する広場-
中里翔太(なかざと しょうた)
 日本大学・生産工学部・建築工学科

中里翔太 刑務所の壁。
街に圧迫感を与えるように建つ無表情な壁は、囲いとしての役割のみを担い、その圧迫さ故に人が寄り付きにくくなっている。
本計画は威圧的な壁の周りに新たな一枚の壁を設計することで、街を取り込み、刑務所との境界を曖昧にする。街・刑務所の両者に対して壁が新たな表情を持つ。街にとっては刑務所内の生活に近い機能が体験できたり、街の機能が刑務所内に入り込むことで壁の概念が変わり、刑務所にとっては外の社会が見えたり・聴こえたりすることで、戻るべき社会をより身近に感じることができる。「既存の壁」と「新たな壁」。2枚の壁が織りなす領域”壁域”の提案。

作品シート1

作品シート2

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