明日を乗せる“はこぶね”

2019 千葉県建築学生賞 奨励賞
明日を乗せる“はこぶね” -応急仮設住宅を再利用した児童宿泊施設と児童館-
鈴木将真(すずき しょうま)
 千葉大学・工学部・都市環境システム学科

鈴木将真 福島県では、東日本大地震による応急仮設住宅の無償提供が終了しつつあり、役割を終えた仮設住宅をできるだけ再利用し、幅広い用途へ活用していく方法を模索している。福島県いわき市のいわきニュータウンでも多くの仮設住宅が建設された。ここでは3つの市町からの避難者が居住していたが、市町ごとに10の区域に別れ、避難者たちと既存住民は、交わることなく暮らし続けて来た。また現在、地域内の仮設住宅は解体が進んでおり、この地での震災・復興の痕跡は消えゆき、住民の記憶からも忘れ去られていく。そこで、地域住民と新たな住人が交流できる施設、仮設住宅の痕跡を地域に残し、被災地の未来を展望できる施設を計画することを目的とし、仮設住宅を再利用した児童館・児童宿泊施設を提案する。

作品シート1

作品シート2

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